天冥の標 1 上下

全10巻らしい長編シリーズの1巻


ここ、もっと盛り上がるはずの場面だろ?
というところがことごとくあっさりと流されてしまってやや不完全燃焼気味。
わざとやってるよね?
後半盛り上げるから導入部は抑え気味にしてんの?
それとも尺の問題?


後書きを読むともうラストは決まってるみたいだし、
この1巻でさえびっくりするような展開になっているから楽しみといえば楽しみなシリーズなんだけど
うーん、どうかな。どこまで面白くなるかな。


1巻だけでの面白さランクは小川一水作品の中で真ん中ぐらい?
導きの星のちょい上って感じ。




戦闘描写が多めだけど、小川一水の書く戦闘ってあんま面白くないのが残念。
無味乾燥なんだよなぁ。血の臭い、狂気が感じられない。