紫色のクオリア

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

このインパクトのかけらもなく、手抜きデザインな表紙に加え、
人間がロボットに見える美少女がヒロインという
ただの奇抜設定萌えライトノベルみたいなあらすじ。


1章はこの奇抜設定ヒロインとその友人のやや百合はいってる日常生活が描かれて
「人間がロボットに見えるとか変なこと言ってるけど
私が見ているものと他人が見ているものがが本当に同じに見えてるかなんて
実際にはわからないんだから、そこんとこ尊重していこうぜ?」
みたいな変な奴いじめるのカッコ悪い!ハートフル微百合日常系ストーリーかと思って読んでたら
2章から全然違った。
これ、復讐劇だった。
ループでパラレルで未来で過去で目的のためなら手段選ばず殺戮系だった。
やべぇ!
おもしれぇ!!


田中ロミオくせぇ!


量子力学だとか超統一理論だとか
最近結構多いこの手のネタなんだけど
まさかこっちのほうに話が飛ぶとは!という意外性の勝利だな。