女装した俺の方が可愛いのでは?という言葉は飲み込んだんだ

姉がウェディングドレスを着て写真を撮ってきた。
それを見た母が「私が結婚したときの方が可愛い」と言い始め、大論争に。





俺の部屋で。



なんで俺の部屋で?





どっちが可愛いかって?
知るかっ!
俺のことが好きな可愛いおにゃのこが2人が
「「私の方が可愛いよね?」」って迫ってくるのは大歓迎だけど、
母親と姉からって!
どんな二択だよ!なんて悲しい二択なんだよ!


というか出て行け!


部屋から出て行ってくれという俺の懇願は鮮やかに無視され
母親は自分の結婚式のアルバムを持ち出してきて自分の可愛さをアピールし
それに対して姉が「この綿帽子はおかしい」とケチを付け始める。


どっちの綿帽子がおかしいかって?
知るかっ!(本当に知るか!)
俺が綿帽子に抱ける感想なんて
「防御力は低そう」(名前的に)
ぐらいだよ!
しいて言うならどっちも変だよ!なんだその変な帽子!でかすぎ!





というか出て行け!




二度目の懇願は家族間コミュニケーションの重要性という観点から却下され、
次に何故か俺の幼少期のアルバムが引っ張り出され、
「昔はこんなに可愛かったのに、いつからこんな可愛げが無くなったのか」という新しい議論が展開される。


頼むから出て行ってくれ!













「どっちが可愛い?はっきり言え!」
「美の基準は時代によって変化するものなので、比較することはできません」
「逃げんな!」