寒さと摩擦熱と除湿機

涼しいを通り越してもはや寒い。
いつの間に終わってんだよ夏。
さよならも言わずに!
ばかっ!もう知らない!


遊びに来ていた彼女に「毛布ないの?」と聞かれ、押入れを探してみたけど見つからず、
暖房つけようか?と聞いてみたけどそこまでの寒さではないとのこと。
申し訳ないので、
「すまないねぇ…うちにもう少しお金があれば毛布も買って、こんな寒い思いをさせずにすむのに…」
と、貧乏な家のお母さんのイメージで背中をさすってあげた。
摩擦熱で少しでも暖かくなってもらおうと。
こんな健気な頑張りに自分で大ウケ。
摩擦熱て!


どう?貧しさに負けず、君を暖めようとする健気な俺どうよ?
と聞いてみたら
「毛布がないとなるとすぐ暖房をつけようとするのに貧しさもなにもあるか。まだ九月だぞ」
と叱責を受ける。


ひ、ひどい!
摩擦熱かえせ!




暖房をつけると怒られるので
除湿機からでる温風で暖をとる今日この頃。
この、なんというか、副次的な熱量で暖をとるっていうのが
健気ですごくいいよね。
彼女に優しい上に地球にも優しい。
多分俺、バファリンを越えた。



電気代的にはどうなのかよくわからないけど。
もしかしてエアコンつけたほうが安いんじゃないか?