井上 堅二『バカとテストと召喚獣』

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

これが難しいと噂の振り分け試験か……
確かに難しいけど問題ない……
この程度なら


十問に一問は解ける!


初っ端のカラーページ漫画からして既に面白い。
バカだこいつw


基本的に主人公のバカネタを笑う小説なんだけど


リクライニングシートに冷暖房、冷蔵庫など豪華な設備が調っているAクラス。
一方、ボロいちゃぶ台と綿の薄くなった座布団しか支給されないFクラス。
この天から地ほどの違いがあるクラスは進級テストの成績によって区別されている。
また、テストの成績によって強さの変わる召還獣を用いて各クラスごとに戦争を行い、
それに勝つことによって相手のクラスの設備を奪うことができる。


という設定も面白い。


テストの点だけで勝負だと絵面的に面白くないだろうから
召還獣なんてものを持ち出してきたんだろうけど
結局ほとんど点数のみで優劣が決まってしまって
召還獣に魅力がないのがもったいなかったかな。


戦争の戦略面はもっともっと面白くなりそうな予感。
2巻が楽しみ。