舞城王太郎『スクールアタック・シンドローム』

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)

スクールアタック・シンドローム (新潮文庫)

くっそー!よくわかんねー!
なんだこれ?エンターテイメントなのか?違うよな?じつは文学ってやつだろ?
ラノベ脳の俺にはよくわかんねーんだよ!テーマが!何を読み取ればいいんだ!?
いつも通り登場人物も物語も出鱈目で無茶苦茶でぶっ飛んでるってことしかわからねー!
でもそれだけじゃないんだろ?この作家は。
この奥にまだ楽しいもんがあるんだろ?
それはなんなんだよ!


行動だけみたら逝っちゃってるキチガイなのに
そいつらの思考と解答はシンプルで美しくて清清しい。
最初は主人公を批判する奴らに「まったくもってそのとおりだよ」と同意していたのに
物語が終わる頃には、「こいつらは人間の上辺しか見えてねぇー」とかになってんだよなぁ。
不思議。