「作品がどれだけの価値を秘めているか」を語るのは高尚で素晴らしいと思うけれど「自分の欲望に合うか合わないか」だって面白いと思うんだ

その作品はあなたのためにあるわけじゃない。 - Something Orange

ごく親しい友人とのあいだの会話ならともかく、ネットのような公共の場所で作品の良し悪しを語るときは、単に自分の欲望に合う合わないではなく、その作品がどれだけの価値を秘めているのかを基準に語るべきだろう。

 ある作品が自分のためにあるという錯覚は、だれも幸福にしない。


ある作品が特定の個人のために作られたものではないというのはわかるけれども
だからといって個人の欲望に合う合わないの話は良くないってのはなんか違うのでは。
サイト管理人の欲望と自分の欲望のマッチ具合はその作品を鑑賞するかどうか決める大きなファクターなので
少なくとも自分はある作品がサイト管理人の欲望に合うものなのかどうかという情報は発信してほしいし、
そういうことができるのがネットの良いところだと思う。


それに


ヒロインが非処女だと?
なんてことだ!信じてたのに!
こんな酷い裏切りは許さないぞ!
このクソ作品めっ!


とわめいて本を切り刻むなりCDを真っ二つにぶち折る様なんて
その作品に対する愛憎が入り交じっていて最高に面白いから
むしろ積極的に作品が自分のために作られたものだと思い込んで暴走して欲しい。
そしてそれをネットにアップしてほしい。
そういうのだって見たいんだ。俺は。


あとコミュニティ内でローカルルールを作るとかならいいんだけど
ネット全体を相手取って「○○すべきだ!」みたいな押しつけを見るともにょもにょするね。