小山 宙哉 - 宇宙兄弟 １〜４

宇宙兄弟(4) (モーニング KC)

宇宙を目指す物語の主人公てのは技術者としてロケットを作るタイプと
パイロットとして宇宙を目指すタイプの２つがあると思うんだけど、
パイロットタイプの物語の面白いところってのはやっぱり試験・訓練だと思う。

この『宇宙兄弟』の主人公は『ふたつのスピカ』と同様に、
まずパイロットに選別されるために試験を受けているわけなんだけれども、この試験が面白い。
真っ白なパズルを完成させろだの、アルファベットの羅列をひたすらタイピングしろだのと
一体何が要求されているのか？試験官の意図は？と与えられた課題の裏まで考え最善の結果を出そうとする姿勢が
ハンター試験に通じるような面白さ。

チーム５人のうちからパイロットにふさわしいと思う２名を選べという課題からは
一体どんな意図が隠されているのか。
５巻が楽しみ。