TYPE-MOON×虚淵玄『Fate/Zero』1巻


切嗣は舞弥に
「戦う手段」を教えるどさくさにまぎれて
ベロチューまで仕込んでいたよ!

 こういう女だ.他ならぬ切嗣が,かつて戦場で拾った少女を,こういう女に仕上げてしまった.

(おい,いいか?もし俺が集中力切れちゃったりしたら,ベロチューしろ!え?バカ!別に下心とかじゃなくて,なんか魔力的な話でそういうのがいいんだよ!本当だよ!バカ!何疑ってんだよ!え?やだ?いいの?そんな事言って.捨てるよ?)


覚えておけ士郎!これが正義だ!




あと久々にギル様を拝めたので
懐かしいネタを一つ

764 名前: ギルガメッシュ⇔宝具 投稿日: 2005/07/03(日) 07:22:58

「――――!」
 号令一下、神速を以って放たれるギルガメッシュの雨。
 それぞれが必殺の威力を秘めるそれを、
「っ…………!」
 舞い散る木の葉のように、悉くを受け流す――――!
 正面からのギルガメッシュ
 左翼からのギルガメッシュ
 下方、および頭上同時によるギルガメッシュ
 弧を描いて後方から奇襲するギルガメッシュ
 彼女を上回るほど巨大なギルガメッシュの薙ぎ払い――――!
 受け、弾き、躱し、最後に迫った一撃から身をひねる……!
「は――――ぁ、ア――――!」
 呼吸を乱しながら、無理矢理に崩した体勢を立て直すセイバー。
 ―――その瞬間。
 彼女は、敵の背後にあるソレを見た。
 宝具の背後、
 既に展開したギルガメッシュ、その数実に四十七―――!
「く――――、つっ…………!」
 全力で跳ぶ。
 推進剤でも使ったかのような跳躍を逃がすまいと、無数のギルガメッシュが大地に突き刺さっていく。
 ギルガメッシュの雨の中、次々と被弾していく。
 鎧は砕かれ、籠手を貫かれ、足下を守る衣服さえ串刺しになっていく。
 その窮地においてなお致命傷を避けるセイバーの目に、最悪の光景が飛び込んでくる。
 ギルガメッシュの雨の向こう。
 逃げ惑う獲物に王手(トドメ)を刺すように、鍵剣は己が愛ギルガメッシュを引き抜いている――――!
"英雄王(ギルガメッシュ)――――!" 跳躍を止める。
 即座に着地し、聖剣に魔力を叩き込む。
 だが間に合うか。
 風が鳴る。光と化した刀身を露わにし、風が解けきるのも待たずに剣を振り上げる。
「"約束された(エクス)――――"」
 降り注ぐ宝具の雨を払いもせず、全速で聖剣を振り下ろす。
「"英雄王(ギルガメッシュ)――――!"」
 だが遅い。
 自らのギルガメッシュを蹴散らして、鍵剣は英雄王を一閃した―――